福島県楢葉町では２５日、福島第一原発の溶け落ちた核燃料（デブリ）を取り出すのに使うロボットアームなどを、地元の住民らが視察した。

楢葉町の廃炉研究施設「ＪＡＥＡ楢葉遠隔技術開発センター」では、福島第一原発のデブリの取り出しに向けた試験などが行われている。

２号機では２０２２年中にも、長さ２２メートルにまで伸びるロボットアームを使い、デブリの取り出しが始まる予定だ。

その取り出しに使うロボットアームなどを２５日に地元の住民らが視察し、熱心に質問をする様子も見られた。

視察した人は「今まで視覚的に自分たちの世界とあまりにも違う世界だったので分かりづらかったが、今回のこの視察で理解が深まりました。」との感想を語り、技術者は「まずは我々が実際にどういうことをしているのかを分かりやすく理解してもらうのが最初かなと思っています。」と話した。

２０２２年の取り出し開始を目指して、引き続き現場を想定した試験を行っていくという。

福島県いわき市では、ふくしま応援ポケモンのラッキーと写真を撮るイベントが行われた。

いわき市フラワーセンターで行われた撮影会には、多くの家族連れなどが訪れた。

幸せを運ぶポケモン「ラッキー」は、福島の「福」を連想させると２０１９年にふくしま応援ポケモンに任命され、その後浪江町や昭和村などにラッキー公園が整備されるなど、福島の子どもに親しまれている。

訪れた子ども達からは、「（会えて）うれしかった」「かわいかった」と喜ぶ声が聞かれた。

このラッキーとの記念撮影、２６日は会津美里町あやめ苑で計３回（各回１５組）行われる予定。

撮影には、午前１０時から先着順で配られる整理券が必要。

福島県喜多方市では、ソバの花が見ごろを迎えている。

喜多方市塩川町の駒形地区では、涼しい気候をいかした早生種の「夏ソバ」の生産が盛んで、生産量は全国トップクラスを誇る。

雄国山の麓に広がるソバ畑では、５月末頃から純白の可憐な花が咲き出し、見ごろを迎えている。

生産者のひとり、大堀英雄さんによると、開花は例年より２～３日遅れたものの順調に生育が進んでいて、収穫されるソバの実は質・量ともに期待できるという。

この「夏ソバ」の花は６月いっぱい楽しむことが出来、ソバの実は７月２０日以降に収穫を迎える予定だ。

東京都内で25日、新たに、2160人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。先週土曜日から479人増加しています。

東京都内では25日、新たに2160人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。先週土曜日から479人増え、8日連続前の週の同じ曜日の人数を上回りました。また、2000人を上回るのは4日連続となりました。

直近7日間の感染者数の平均は1963.4人で、前の週の123.3％となり6日連続100％を上回りました。

都の担当者は「感染者も少し増加傾向にあり、入院患者も増えている」「若い人の3回目接種率もまだ半分に至っておらず、重症化リスクのある人たちの4回目接種もあわせ、引き続きワクチン接種の推奨を続けたい」としています。

一方、新たに50代と70代の男性2人の死亡が確認されました。従来の都の基準による重症者は24日から1人増えて3人でした。

スポーツクライミングのボルダリングW杯最終戦となる第6戦が、現地時間24日にオーストリアのインスブルックで行われました。

日本代表の野中生萌選手は4課題のうち2つで完登。この試合で3位に入り、年間総合2位となりました。

開幕戦では予選落ちしてしまった野中選手ですが、そこから持ち直して、総合2位と素晴らしい成績を残しました。

「予選落ちから始まった今シーズン、最終的にどんな結果になるか想像も出来ませんでしたが、終わった時には銀メダルを手にしていました。私にとっては、いい意味で明確な大きな目標を立てずに試合に臨めた貴重なシーズンでしたが、試合をこなす毎に変わっていく目の前の小さな目標をしっかりと達成していき、この結果に結びつけられた事はとてもうれしく思っています」とコメントしています。

◇プロ野球　セ・リーグ　阪神10-0中日(25日、甲子園球場)

中日打線に毎回安打を許しながらも、要所を締め8回無失点で4勝目を挙げた阪神・伊藤将司投手。昨年から続く甲子園球場での連勝を7に伸ばしました。

伊藤投手は、「満員の中でファンの方に見てもらいながらいいピッチングできるのはすごく気持ちいい」と話しました。

好投した伊藤投手をリードし、2夜連続のヒーローインタビュー登場となったキャッチャー・梅野隆太郎選手も「将司自身も粘り強く投げることをテーマにして、それができてよかったです」と伊藤投手をたたえました。

▽以下、伊藤投手のヒーローインタビュー

――8回無失点、ピッチングはいかがでしたか？

「梅野さんのリードのおかげでこういうピッチングができたのでよかったです」

――前回素晴らしい投球を見せて、今日の状態はどうだったんでしょうか？

「そこまでよくはなかったです」

――その中でも、ランナーを背負いながら抑えてました。どんな意識で投げていましたか？

「ランナー出ても粘り強く0に(抑えて)帰ってくることができたのでよかったとは思います」

――打線も初回から得点を重ねていきました。どのように見ていましたか？

「大量の得点が入ったので、自分も気持ちよく投げることができました」

――伊藤投手ご自身も送りバント2つ決めて、そしてタイムリーヒットも打ちました。バッティングに関しては振り返っていかがですか？

「自分ですごくいいバッティングができたなと思います」

――これで伊藤投手、去年から甲子園球場で7連勝。甲子園のマウンドいかがでしょうか？

「最高です」

――やはりこのファンの前で投げるのは格別ですかね？

「そうですね。やっぱ満員の中でファンの方に見てもらいながらいいピッチングできるのはすごく気持ちいいです」

――次の登板に向けてお願いします

「次も精一杯投げていくので、ご声援よろしくお願いします」